True Vintage Instrumental Shield

希少なケーブルやプラグなど、限りあるマテリアルで製作。

楽器演奏の場合、最も長い距離を通る部分と言えば、多くの場合はシールドケーブルでしょう。
楽器やエフェクター、アンプでのサウンドメイキングは重要ですが、それを伝達する役目を担うシールドケーブルで「作られた音をいかにきちんと伝達できるか」も重要です。

楽器から出力される全ての音域を再生してしまうと意外とハイファイなサウンドになり過ぎる為、「欲しい音域がきちんと再生できるか」、「不要な部分はカットされているか」が肝心。
ヴィンテージ・サウンドの再現には欠かせないアイテムです。

Vintage素材であることの拘り

楽器に限った話ではありませんが、昔と同じ型番の同じ商品でも時代によって手に入る素材は異なり、純度の問題や、素材的に互換性があるものであれば同じ素材として扱われる場合も多く、完成品には微妙な差異が生まれます。そこで、「良いサウンド」と言われる耳に馴染みのある「あの時代」のサウンドを追求するのであれば、やはり現代の素材ではなく、その時代のサウンドを再生していたその時代の素材そのものが必要となります。ヴィンテージ・サウンドの再現はヴィンテージ素材を持ってのみ可能とも言えるでしょう。

仮に素材が現存する場合でも、ヴィンテージ素材との最大の違いは経年変化によるナチュラルエイジング。これが独特の「抜け」へと繋がります。オイルやロウ漬けはさらに浸透し、サウンドへの絶妙なスパイスに。

マテリアルだけ揃えてもヴィンテージ・サウンドを再現する職人がいなければ意味がありません。「True Vintage Instrument Shield」の制作はヴィンテージに拘りながら現代のサウンドも否定しない柔軟な発想を持った職人の手作業により制作されています。また、使用する素材は適切な保管方法によりサビや断線等は当社にて全てチェック、現代の使用に耐えうる素材のみ使用しています。

ヴィンテージ・サウンド再現の為にヴィンテージ素材で構成

インダクタンスとインピーダンスの影響

エレクトリックギターの性能や能力を語る際、直流抵抗値が頻繁に使用されています。選択すべきポットの値やΩ(オーム)の数値など、電気信号のロスやピックアップのパワーの有無が判定基準値の様相を呈しています。昨今、インダクタンスやインピーダンスはほぼ無視されていると言っても過言ではありません。

そもそも60年代いっぱいまではPAなども殆どがハイインピーダンスでした。能率の良いシステムにマッチさせるべく、その構造から本来はローインピーダンスであるダイナミックマイクロフォンにさえトランスを内蔵してハイインピーダンス化していました。AKG社でもShure社でも同様の製品がほとんどで、パワーアンプの巨大化に背中を押されてノイズの少ないローインピーダンスが能率というハードルを越えて一般化したのは、ほんの50年ほど前の話です。

この2種類のインピーダンスによる信号を伝送するシールドケーブルには、それぞれ用に別の製品(いわゆるマイク/ラインケーブル、ギターケーブルと呼び分けられているもの)が存在します。現在ではローインピーダンスが主流となっているケーブルの製造メーカーは昔のようなハイインピーダンスケーブルをほとんど製造していません。高価なマイクケーブル、ラインケーブルをギター内部の配線に使用したところ、パワーもトーンも貧弱でがっかりした人達は少なくありませんが、これは堅い言い回しで言うところの線間容量が異なる為です。価格ではなく仕様がサウンドを決めるのです。

ギターの内部配線材のような、ほんの少量でもサンドに与える影響は少なくありません。このデリケートな差異に気付かぬ人達も存在しますが、シールドケーブルとなるとその差異はより多大です。

スプールに巻かれたヴィンテージ・ケーブル

True Vintage Instrument Shield LINE UP

Belden 8412
True Vintage Braided Shield Cable
w/Switchcraft #280
made in "CHICAGO.USA."

【3m】 税込販売価格¥12,960-
【5m】 税込販売価格¥16,200-
【7m】 税込販売価格¥19,440-

構成される全ての素材に拘り抜いたヴィンテージマニア待望のシールドケーブル。

  • ケーブル : 1975 Vintage Belden 8412
  • プラグ : 50's Vintage Switchcraft #280 "CHICAGO"刻印入
  • ハンダ : 50's Vintage Nassau RM 546293

SOLD OUT