ギタリストに最も好まれるアンプといえば、やはり真空管を内蔵した、いわゆる「チューブアンプ」でしょう。特にヴィンテージのチューブコンボアンプをフルアップにした時のハリのあるクランチトーン、そしてギター側のボリュームを絞ったときの色気のあるクリーントーンは、エレキギターのサウンドの醍醐味のひとつです。

しかし、チューブアンプはその素晴らしいサウンドの面でのメリットとは逆に、耐久性やメンテナンスのランニングコストという面、さらにはある程度の音量でないと満足のいくサウンドを得られない、という面でもデメリットがありました。近年ではトランジスタ回路によるアンプや、デジタル技術によって名機と呼ばれるアンプをシミュレートしたものなど、様々なギターアンプやサウンドシステムが生まれていますが、それでもやはり多くのギタリストは「チューブアンプのサウンド」に拘り続けています。かつて名機「JC-120 Jazz Chorus」を生み出したRolandもまた、この「チューブアンプのサウンド」へ、新たな形で挑戦しています。

90年代に登場した初代「Blues Cube」シリーズからおよそ20年、新たに生まれ変わった「Blues Cube」は、革新的な技術でアンプの回路に真空管を用いる事無く、チューンナップされたチューブアンプならではのサウンドを見事に再現しています。既に多くのギタリストから高い評価を得ているBlues Cube、今後のギターアンプの歴史を変えるかもしれません。

Tube Logic Technology

Rolandが新たに開発を進めた「Tube Logic Technology」は、真空管を使わずしてチューブアンプのサウンドを再現するという夢のような技術ですが、いわゆるデジタルモデリング技術とは全く異なります。Tube Logicによる基本設計思想は、フィジカルなアナログ・ディスクリート・アンプ回路の特性をDSPでコントロールするというものです。

開発は、今日のギターアンプの元祖、すなわち元来ベース用として開発されたツイード柄のあの歴史的ギターアンプと同じ、オーソドックスな真空管回路を基に進められました。プリ管、パワー管、電源に用いられる整流管、そして電源のバイアス設定。特に、パワー管に供給する電源は非常に重要で、パワー管にある一定の負荷がかかった際にチューブアンプならではのピッキングに対するバイト感やコンプレッション、そして豊かなサスティーンが生まれます。開発チームはこのセッティングを繰り返し調整し、バイト感やコンプレッションの変化を解析しました。

このようなギターアンプを構成する様々なパーツの動作、そしてそれらが互いに影響を及ぼすことで生まれる複雑な音色の変化を徹底的に分析し、アンプ全体を総合的に設計する技術、それが「Tube Logic Technology」です。

専用設計のスピーカー&キャビネット

ギターアンプのサウンドは回路だけでは決まりません。信号を出力するスピーカーと、そのスピーカーの音を響かせるキャビネット。これら全てを含めて「楽器」としてのギターアンプのサウンドと言えます。

スピーカーはレスポンスの良さを追求した12インチのユニットを開発。オーソドックスなオープンバックのキャビネットは、抜けの良いサウンドを求めてポプラ材が採用されています。バンドアンサンブルでも埋もれない抜けの良いサウンドをしっかりとアウトプットします。

小音量でのフルアップサウンドを実現するパワーコントロール

チューブアンプの醍醐味といえばボリュームをフルアップにした際のパワーアンプでの歪みです。Blues Cubeのパワーアンプセクションも音量が上がると共に倍音が豊かになり、よりダイナミックでレスポンスが速いリッチなサウンドを得ることができます。しかし、自宅での練習やバンドでのアンサンブルなど、いかなる場合でも最終的な音量のコントロールは避けて通れません。

Blues Cubeには出力を0.5Wまで下げることが出来るパワーコントロールを搭載しています。これにより、小音量でもしっかりとパワーアンプをドライブさせることが可能になりました。

クリーンとクランチをブレンドさせる「デュアル・トーン」

Blues Cubeにはクリーンとクランチの独立した2つのチャンネルがあります。それぞれのチャンネルには「ブースト」「トーン」のスイッチが装備されており、簡単に好みのサウンドにセッティングすることが出来ます。

さらに、2つのチャンネルを同時にブレンドして再生する「デュアル・トーン」スイッチも搭載しています。これにより、クランチなサウンドの中に芯のあるクリーントーンをミックスするといった、より緻密なサウンドメイクが可能です。
※Blues Cube Hotは1チャンネル仕様、デュアル・トーン機能は搭載していません。

レトロなフィーリングのエフェクト

Blues Cube全モデルに自然な残響を得られるリバーブ・エフェクトを搭載。

さらにBlues Cube Artistにはノスタルジックなサウンドを演出するトレモロ・エフェクトを搭載。サウンドメイクの幅が広がります。

USBダイレクトレコーディングも可能

Blues Cube全モデルにUSB端子を搭載。
スピーカーからのサウンドをそのままPCに直接レコーディングすることが可能です。

メンテナンスフリー、軽量なボディ

Blues Cubeの回路には真空管や巨大なトランスは内蔵されていません。チューブアンプでは真空管の交換や定期的なメンテナンスが必要となりますが、Blues Cubeならばいつでもベストなコンディションで使用することが出来ます。

また、重量のあるパーツを極力使用しない軽量化設計ですので、スタジオやライブ会場への運搬も容易です。

トーン・バリエーションを加える専用ユニット「Tone Capsule」

Blues Cubeの基本サウンドは、6L6真空管を搭載したヴィンテージ・ツイードアンプを基に開発されていますが、そのサウンドキャラクターを別のアンプのスタイルに変更する拡張ユニットが「Tone Capsule」です。

まるで真空管のようなこのカプセルをBlues Cubeの背面にあるソケットに差し込むと、アンプのキャラクターがそのカプセルに応じたサウンドへと変化します。Tone Capsuleは今後様々なバリエーションが発表される予定で、アンプを買い換えずともカプセルを交換することで様々なチューブアンプのサウンドを楽しむことが出来ます。

<対象機種>
Blues Cube Stage、Blues Cube Artist、Blues Cube Artist212、Blues Cube Tour

Blues Cube Line Up

Blues Cube Hot (BC-Hot)

30W出力、12インチ・スピーカーを搭載したモデル。Blues Cubeの中では最もコンパクトなモデルで、シンプルな1チャンネル仕様。小型のキャビネットならではの軽快なサウンドは特に小音量時のサウンドバランスも良く、練習用としてだけでなくフルアップにすればライブでも十分な音量が得られます。ビンテージ・ブロンド、ブラックの2種類のカラーが選択可能です。

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Blues Cube Stage (BC-Stage)

  • Blues Cube Artist(左)とBlues Cube Stage(右)

60W出力、12インチ・スピーカーを搭載した2チャンネル仕様のモデル。
ステージでのライブも対応できる十分な音量が得られます。
デュアル・トーンやTone Capsuleにも対応可能で、Blues Cubeシリーズならではの特徴的な機能を堪能できます。

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Blues Cube Artist (BC-Artist)

  • Blues Cube Artist(左)とBlues Cube Stage(右)

80W出力、12インチ・スピーカーを搭載した2チャンネル仕様のモデル。
広いヘッドルームによる余裕のあるスーパークリーントーンも可能。
内蔵されたトレモロ・エフェクト、エフェクトループなど充実の装備。

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Blues Cube Artist212 (BC-ART212)

85W出力、12インチ・スピーカーを2基搭載した2チャンネル仕様のモデル。
2基のスピーカーによる迫力の音圧で、よりステージユースに特化したモデルです。
音のレンジも広がり、よりクリアなサウンドを求める方にもお勧めです。

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Blues Cube Tour (BC-Tour)

Blues Cubeシリーズのフラッグシップモデルとなる100Wのヘッド・アンプ。
独立したEQを備えた2チャンネル仕様で、それぞれのチャンネルのサウンドメイクはもちろんのこと、デュアル・トーン機能ではそれぞれのチャンネルのEQを活かした緻密なサウンドメイクが可能です。

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Blues Cube Cabinet410 (BC-CAB410)

Blues Cube Tourの性能をフルに引き出す専用スピーカーキャビネット。
10インチスピーカーを4基搭載し、オープン・バック形式を採用する事で、ワイドレンジでスムースな高域と豊かな低域を迫力のサウンドを提供します。

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