Tokaiの歴史に新たな1ページを刻む“HLS-MAX 1959”の登場です。

Tokaiは日本のエレキギター作りの歴史に欠かせないブランドです。70年代後半から80年代に製作されたLSシリーズは海外でも非常に高い評価を受けており“最もプレミアムが付いた”Japan Vintageとしても有名です。

あれから30年以上経ち、TokaiのLSシリーズの集大成とも言える“SUPER MAX”が発売されました。バーストのディティールを細部に至るまで追い詰めたHLSシリーズを母体に、バースト同様の材構成で製作されたミュージックランドのアニバーサリーモデルです。その完成度はまさしく“MAX”でルックス、サウンドを含めた総合的な評価はTokai史上最高傑作の評価を頂いております。SUPER MAXには海外より取り寄せたイースタンハードメイプルのウルトラフレイムを使用しました。

“SUPER MAX”から完成まで1年を要した第2弾のアニバーサリー、"HLS-MAX"はイースタンハードメイプルのノーマルフレームを使用した1958仕様、イースタンハードメイプルのプレーントップを使用し、ゴールドトップで仕上げた1957仕様の2種類計6本で発売。カラーも通常のTokaiではラインナップしていないカスタムカラーでフィニッシュ。1958モデルには完全にサンバーストが無くなってし まう直前の色合いを表現したLEMONと深みと艶っぽさの残るTEA BURSTをご用意。1957モデルのANTIQUE GOLDの色味にも拘り、妖艶なゴールドカラーを調合しました。

ようやく木材の確保ができ、リミテッドモデル第3弾、"HLS-MAX 1959”を販売致します。木材はもちろん、1ピースのホンジュラスマホガニー、ブラジリアンローズウッドを使用。トップ材は海外から直接買い付けの、イースタンハードメイプルをトップ材に使用、1本はウルトラフレイムの5A、5本は、ナチュラルな仕上がりを狙い3Aを使用。杢目の表れにくいハードメイプルですが、高額な木材だけにバーストライクな表情を見せております。色出しにも徹底的に拘り、通常のTokaiではラインナップしていないカスタムカラーで、こだわりの2カラーをフルラッカーでフィニッシュ。バック、トップが薄めのハニーバーストと、バックはやや薄めでトップは赤みのあるティーバーストをご用意。この企画の為だけに調合された色合いです。

銘木と職人技の融合。Tokaiの歴史にまた新たな1ページが刻まれます。

Tokai HLS Seriesの特徴を解説

職人による日本屈指の木工加工を擁したギター作りは、ある意味世界最高レベルの技術と言えるでしょう。特にセットネックの加工は日本人らしい丁寧さと、繊細さを持ち合わせた“伝統工芸”とも呼べる職人技です。

HLS-MAX Seriesの何が“マックス”なのか

指板にはTokaiが温存していた最高級のブラジリアンローズを使用

ギターの木材の中でも、最も入手困難であるブラジリアンローズ。このモデルの顔でもありますが、半端なブラジリアンは一切使用しておりません。全モデル全てにおいて、厳選された最高級ブラジリアンローズウッドを使用しております。

ボディ/ネックには稀少材“ホンジュラスマホガニー”を1ピースで使用

ボディ材にはワシントン条約により益々入手困難になっているホンジュラスマホガニーをワンピースで使用しております。ギターで最も重要なネックも当然ワンピースのホンジュラスマホガニーを使用。通常のアフリカンマホガニーと比べるとその特性はまさに似て非なるもの。アタックの強いブライトなバーストトーンはこの材抜きでは考えられません。

トップ材には厳選に厳選を重ねたハードメイプルのみを使用

今回のトップ材は3Aハードメイプル(ノーマルフレーム)が主体ですが、ナチュラルな杢にこだわりながらも、厳選したバランスよく出たフレイムのみをチョイスしました。当然張り合わせのない1ply材を使用しております。十分なタッピング検査で響きの良さを、硬度の検査には、実際に水をかけて浸透しにくい個体のみをチョイスしております。

レギュラーとはあきらかにちがうアーチトップ

HLS-MAXのアーチ加工は手作業によっておこなわれます。アーチを削るために作られたオリジナル工具を使って、熟練の職人さんによる手作業によって削り出されます。この時間のかかる作業が、機械加工のアーチトップでは出せないアーチを生み出します。オリジナルバーストから型取りしていますので、トップのスクエアな平面も再現。レギュラーモデルにこの仕様ななく、特別なモデルのみになります。

ネックセット角度はバースト同様の浅い角度にてセットイン

このネックセット角はLPタイプのサウンドを大きく左右する部分です。50年代のサンバーストLPが歌うのは、この浅いセット角による所が大きいと言われております。通常4.5~4.2度はある既存のLP。HLSではこれを3.8度にまで浅くしました。これにより弦のテンションは各段に緩くなり、表情豊かなサウンド、サスティーンの増幅に貢献しております。
※09 LP MODEL3.8°がHLSシリーズのセット角。

塗装はフルラッカーでフィニッシュ

現行のTokai製品の中でフルラッカー仕上げを採用しているのは、このHLS-MAXのみとなります。通常のトップラッカーとは違い下地の段階よりラッカーで仕上げております。非常に手間のかかる作業を繰り返しての仕上げとなりますが、経年変化によるギターが育っていく感じを容易に体験していただけます。また、トップコートの変色による味わい深いヴィンテージ感もご体験いただけます。

接着剤には伝統のハイドグルー(ニカワ)を使用

本家のCS製品でも近年になりジョイント部、指板面の接着にタイトボンドではなくニカワを使用するようになりました。ヴィンテージギターサウンドの再生の上で最も重要であると唱える人も少なくありません。HLS-MAXを始めとした国内生産のTokai全製品は創業以来、伝統のニカワを未だに使い続けております。その理由が「これしか知らないから」!何とも職人気質な人たちです。

PUにはこだわりのPU“The Fifty Nine”を搭載

PUには長年の歳月を費やして完成させたThe Fifty Nineを搭載しております。幾つかの本物のPAFのサウンドを分析し、中でも当たりと思われる個体の特性を徹底的に再現したピックアップです。パワフル且つ、クリーミーなキャラクターを持っております。

強固なジョイント部。日本人が最も得意とする精巧な木工加工

写真の仕掛かりのギターはニカワで接着する前の状態です。ニカワ無しでも持ち上げても外れない。これはTokaiがいかに優れた技術を持っているかの証です。このジョイント部の加工だけでも1本につき30分以上時間をかけて、ノミ・カンナで職人が仕上げていきます。名前だけのディープジョイントなんて何の意味もありません。強固な中子の接合があって意味あるものになるのです。

基本パーツ紹介

電装パーツは海外ブランドのものを主に搭載しております。CTSポット、スイッチクラフトのトグルスイッチ・ジャック、オレンジドロップキャパシターをチョイスしております。
ブリッジ、アルミテイルピース、ペグ等の基本パーツは信頼のMade In Japan“GOTOH”製でまとめました。

ハードケースとスペックシート(認定書)、保証書/ピックガードが付属

内装がピンクのヴィンテージタイプのブラウンケースと稀少な材の名前を記したスペックシートが付属いたします。