VG KTR-45 / KTR-45E

Made in Japanによる国産に拘り、その価格帯では不可能とされてきた “何もあきらめない本当の楽器作り” を目指し、私達が考える “良い楽器” を提案する“KTR (Key to the Rock)”。

こちらは王道45スタイルをベースとしたアコースティックモデル。
MUSICLAND KEYスタッフ所有のヴィンテージ実機を細部にわたり検証、正確に採寸したものをベースにアレンジを施しました。'60sのJ-45特有の存在感は残しつつ、徹底的に“プレイするため”のギターとして製作いたしました。

もちろん、アレンジだけではありません。
トップ材には、剛性もあり粘りのあるトーンが魅力のシトカスプルース、サイド&バック材には軽やかな立ち上がりのマホガニーを使用したオール単板のボディ。ブレーシングにも徹底的にこだわり、表面的な弦の“鳴り”ではなく、ボディ全体で“鳴る”楽器に仕上げています。ネックはヴィンテージのネックシェイプを基本にしつつ、1本1本職人がハンドシェイピングで仕上げる事で“太いと思わせない”手に馴染むグリップ感を実現しました。

妥協なく選ばれたマテリアルを世界に誇る高き技術力を持った日本の職人が製材し組み上げた本機は、長年連れ添った愛機のような親近感とこれからの成長の伸びしろを感じずにはいられません。
このスタンダードでありながら皆様のニーズにお応えした本機をKEY各店で心行くまでお楽しみください。

  • 通常のJ-45のボディ厚から10mmサイズダウンするとこで、抱えやすく弾きやすい仕上がりに。長時間弾いていてもストレスを感じさせないボディサイズは小柄な女性にもピッタリです。なお、KTR-45Eはサイド材が強度を確保するために合板となっております。

  • トップ面裏、ブリッジの裏側に位置するブリッジプレートはヴィンテージ同様にメイプルの単板。当時の実機を検証した結果、幅は通常使用しているものの約半分に。通常の製作ではローズウッドを使用する事もありますが、今回はここもヴィンテージのJ-45を踏襲。

  • トップ材はヴィンテージと同様の約3.2mm。サイド&バック材は長年のデータ、ノウハウから得た寺田楽器の通常サイズとし、楽器としてのバランスを向上させました。

  • トーンを決める上で重要なファクターであるブレーシングは、こだわりの“フォワードシフテッド、ノンスキャロップXブレーシング”。57年製のヴィンテージJ-45実機を検証、ブレーシングの太さ、高さ、仕上がり具合、配置に至るまで合わせこみを行いました。

  • サウンドのバランスを聞きながら、細心の注意を払って仕上げられたナットは良質な鳴りと共に最高のフィット感をもらします。

  • ネック材にはKTRシリーズではおなじみの30年以上保管されていた極上のマホガニーを使用。非常に抜けが良くバランスが取れたトーン。ネックは楽器自体のトーンに与える影響が大きく、このような熟成材を使用する事でクラスオーバーな楽器が実現します。

  • もちろん、ルックスにも気を配りました。ラージガードやダブルリングのロゼッタなど、60'sのJ-45特有の存在感は健在。塗装の魔術師の異名を持つ平川氏による音もルックスも犠牲にしないフィニッシュは必見。

  • エレアコ仕様の「KTR-45E」にはコンパクトでありながら非常にサウンドメイキングの幅が広いプリアンプ“Crews RA-02”を搭載。コントロール裏側に仕込まれたコンデンサーマイクと、ブリッジピエゾの2wayピックアップ方式。楽器の持つナチュラルな響きを余すところなく再生します。


VG KTR-45

Specification

Neck : South American Mahogany (30 years air drying)
Fret Board : Rosewood (19F)
Fret Board Width : 43.0mm / 57.0mm (20F)
Body Top : Solid Sitka Spruce
Body Back : Solid African Mahogany
Body Side : Solid African Mahogany
Bracing : Foward Shifted Non-Scalloped X
Scale Length : 625mm
Nut : Bone
Bridge : Rosewood (Upper Belly Style)
Finish : Lacquer
Case : SemiHardcase

Color Variation


  • Vintage Sunburst
    (VS)

  • Black
    (BLK)

  • Cherry
    (CH)

  • Vintage Natural
    (VNT)

  • Cherry Sunburst
    (CS)

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VG KTR-45E

Specification

Neck : South American Mahogany (30 years air drying)
Fret Board : Rosewood (19F)
Fret Board Width : 43.0mm / 57.0mm (20F)
Body Top : Solid Sitka Spruce
Body Back : Solid African Mahogany
Body Side : African Mahogany
Bracing : Foward Shifted Non-Scalloped X
Scale Length : 625mm
Nut : Bone
Bridge : Rosewood (Upper Belly Style)
Pickup : Crews Original
Priamp : Crews RA-02
Controls : Volume, AIR, Treble, Middle, Bass
Finish : Lacquer
Case : SemiHardcase

Color Variation


  • Vintage Sunburst
    (VS)

  • Black
    (BLK)

  • Cherry
    (CH)

  • Vintage Natural
    (VNT)

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寺田楽器 蟹江工場

国内の楽器製作を牽引してきた寺田楽器 蟹江工場へ赴き、ボディからネックマテリアルに至るまでこの目で確認し選定してきました。

ネック材にはKTR LPシリーズ同様、30年以上保管されていた極上のマホガニーを使用。タップしたトーンは、非常に抜けが良くバランスが取れています。また、長期自然乾燥による狂いの少なさも特筆すべき点といえます。

ブレーシングパターンの決定。
寺田楽器の石塚氏と完成時の狙った音に合わせブレーシングパターンを選びます。もちろん内部ブリッジプレート材もヴィンテージJ-45を基に指定。

コンセプトが明確でなければ、この作業は進みません。

マエストロ・インタビュー

工場長 佐野 博士氏

  1. 特に気を使った点は何ですか?
  2. ブレーシングの形状や仕上げ具合によって音質が異なるという根拠に基づき、ブレーシング製作工程で製作機械の刃物の回転軸を少しずらし、回転したときにブレるようにしました。これにより、検証対象の実機と同様、カット面に刃の跡が残るくらい粗い仕上がり(写真右)にすることができましたが、これには危険が伴うため、神経を使いました。

通常のブレーシングとは太さも角ばりもこんなに違います。

塗装の魔術師 平川 清氏

  1. 特に気を使った点は何ですか?
  2. 音にこだわった結果ですが、トップ面にはサンディングシーラーを使用(通常の下地では硬すぎて音が鳴らなくなってしまうため)しているため、バインディング部などにマスキング処理をしてから塗装を吹きます。

サンディングシーラーは仕上がりがやわらかく、塗装が載ったバインディング部分をヘラでカキ落とすと一緒にトップ面の塗装まではがれてしまうので手間がかかっても丁寧にマスキングをするしか方法がありません。